3月の3連休に北東北へ行ってきました

日常生活に疲れを感じてた今春、ふと北東北エリアへ行きたくなりました。ちょっと調べてみると、三陸鉄道北リアス線の「こたつ列車」や五能線の「リゾートしらかみ」という魅力的な列車が運転しており、そして、青い森鉄道では浅虫温泉駅で常備軟券タイプのきっぷが発売していることが分かりました。

リゾートしらかみ・五能線の車窓今までであれば「北東北フリーきっぷ」を利用して急行はまなすで北東北エリアへ向かいましたが、昨年の北海道新幹線開業に伴って両方とも廃止されてしまったため、気軽には行けないと思っていました。

しかし、道内時刻表を見ていると苫小牧西港から八戸港への夜行便があることを見つけ、ダイヤを確認すると仕事後でも間に合う時間帯であることから、金曜日夜のフェリーで八戸入りして、北海道&東日本パスで普通列車に揺られながら北東北の鉄道を巡ろうと思いました。

2017.3.17(Fri) 出発→苫小牧西港(北海道中央バス・高速とまこまい号)

今回の行程では北海道&東日本パスを使用するため、列車で苫小牧駅まで向かい、そこからバスに乗ってフェリーターミナルへ行くという選択もありましたが、万が一のことも考えて札幌駅前からフェリーターミナル行きの高速とまこまい号に乗車することにしました。

札幌駅前バスターミナル高速バス発車の20分ほど前に札幌駅前バスターミナルに到着しましたが、すでに13番のりばには20~30人ほど並んでいました。少しするとバスが到着して乗車が開始され、何とか座席を確保出来ましたが、発車10分前にして補助席も埋まるという状況になりました。

それでも乗車する人がいたことから、バスは増便対応となり、自分が乗車していたバスは定刻から8分ほど早く札幌駅前バスターミナルを発車しました。

しかし、次の札幌ターミナルで時間調整を行って定時刻で発車し、札幌市内の各停留所では待っていた乗客に運転士が「満席なので増便に乗車してください」と説明していました。

高速バスは大谷地バスターミナルを経由して札幌南インターチェンジから道央自動車道を走行します。ここから南に向かう高速バスに乗るのも久しぶりだと思いました。すでに季節は春になった夜でしたが、車内は満員であったために蒸し暑かったです。

苫小牧東インターチェンジで高速道路を降り、沼ノ端エリアの停留所を通過しながらバスは苫小牧駅へ向かっていきました。途中、イオンモール苫小牧停留所からは地元利用客と思われる乗客の姿も見受けられましたが、満員の車内であったため、つり革の無い高速バスで立ち客ということになってしまいました。

高速とまこまい号(フェリーターミナル)ほぼ定刻で苫小牧駅前に到着。ここでも数名の乗客の入れ替えがあり、JRから乗り継いでフェリーターミナルへ行くという人もいることが分かりました。

フェリーターミナル港内へ入ると、運転士から「札幌・八戸なかよしきっぷをご利用の方はバス乗車券を切って運賃箱に入れて下さい」とアナウンスがあり、その後、車内ではきっぷのミシン目を切る音が響き渡ったことから、当該企画乗車券の利用が多いことがうかがえました。

苫小牧西港→八戸港(川崎近海汽船・シルバークイーン)

フェリーターミナルにはほぼ定刻で到着。荷物を預けていなかったので、すぐにターミナル内へ向かい、1階のカウンターで乗船手続きを行います。インターネットで予約していたので、プリントアウトしておいた予約票をカウンターで手渡すことによって数分で手続きが完了しました。そして、ちょうど乗船開始のアナウンスが流れたので、2階の乗船口へ向かうことに。

2番乗船口からの乗船となり、流れに沿ってフェリーへ乗船。5分ほどで船内へ入り、まずは指定された場所へ荷物を置き、出港まで船内を見て廻ることに。船内は2等室の場所取りに急ぐ人や大浴場へ向かう人など、様々な人の姿を見ることが出来ました。

デッキへ出ると、ライトアップされた苫小牧港の景色を見ることができ、いよいよここから北海道を発つんだという気持ちが高まってきました。

シルバークイーン2等寝台
少しすると船内へ行き、自分のスペースへ戻ります。今回は2等寝台を利用でしたが、週末の金曜日ともあって寝台室は全室満員となっていました。2等寝台は寝るのがやっとと言うくらいの狭い区画ではありましたが、プライベートな空間になります。また、携帯電話の充電用コンセントがあったので、翌日のバッテリ残量を気にすることが無くなりました。

出港まで少し時間があったものの、眠くなってきたこともあり、布団をひいて眠りにつくことに。しかしながら、子どもの泣き声や船内の蒸し暑さで浅い眠りになってしまい、時折目が覚めてしまいました。

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