最近のJR北海道においては、昨年11月のダイヤ修正および車両からの出火事故の影響により、各地方を結ぶ特急列車が混雑していますが、札幌~東室蘭・室蘭間においては自由席が多く比較的混雑の少ないL特急すずらん(785系電車・789系電車)を運行しており、年末年始に限定して「すずらん限定自由席往復割引きっぷ」という特別企画乗車券を設定しています。
この特別企画乗車券はJR北海道内のみどりの窓口に設置されているマルス端末にて発券されますが、L特急すずらんが停車する駅の中にはマルス端末の無い業務委託駅(鷲別駅)および自動券売機のみ設置されている無人駅(沼ノ端駅)が存在します。昨日、該当する駅へ行き、当該特企券の取扱い状況を確認してきました。
鷲別駅 | 常備券での取扱いは無く、出札補充券で対応 |
沼ノ端駅 | 自動券売機での取扱いは無く、「車掌から購入」という掲示あり |
なお、L特急すずらんが停車する駅およびその周辺には総販前出し券を取扱う簡易委託駅(母恋・御崎・糸井)がありますが、これらの駅については未確認です。
今回の確認のために数年ぶりに鷲別駅に行きましたが、前に行ったときとは若干状況が変わっていました。
従来、鷲別駅には有人駅用の自動券売機が設置されていましたが、現在は無人駅用の簡易型自動券売機に変更されていました。取扱い券種は近距離の片道乗車券の他、100kmまでの自由席特急券と入場券となっており、回数券は窓口で購入する様に表記されています。なお、鷲別駅では常備回数券の設備は無いため、補充回数券での対応となります。
また、従来の自動券売機は窓口の営業時間(7:00~18:10)のみ稼動していましたが、簡易型に変更された事から時間に関わらず乗車券類を購入できる様になりました。