野岩鉄道・東武鉄道 新藤原駅
再び鬼怒川線の下り列車に乗って次の目的地へ。この車内でアテンダントさんが鬼怒川公園まで乗車しており、乗車券類の発売を行っているか気になりましたが、結局聴けず仕舞いに終わりました。
列車を終着まで乗り、到着したのは新藤原駅。この駅は野岩鉄道の管理駅なのですが、東武鉄道のマルチ端末も設置されているため、ここで予約していたSL大樹6号の指定席券を引き取ることにしました。出札口の駅員さんにその旨を伝えると最初は困惑していたのですが、予約した用紙を見せて端末を操作していただき、何とか指定席券を手にすることが出来ました。
そして、補充券の発券が可能かどうか確認すると、まずは地図式の車内補充券を出していただき、そして特別補充券についても尋ねてみると「野岩と東武がありますよ」との事でしたので、車補と特補(野岩・東武)の両方を発券していただきました。
新藤原駅での目的を達成した後は鬼怒川線の上り列車でSL大樹の始発駅となる下今市駅へ戻ります。ここでも列車の遅さが気になったのですが、線路脇に設置されている速度標識などから、元々列車速度が出せない路線であることが分かりました。
下今市駅発 SL大樹5号
下今市駅に到着すると、すでにホームや駅舎にはSL目当ての人が多く見受けられました。外は霧雨が降っていたため、出札窓口で昨日から発売開始となった硬券入場券を購入してホームでSL大樹の入線を待つことにしました。
SL大樹の入線時間が近づいてくると発車ホームである2番ホームには人だかりが出来ており、少し離れた場所でSL大樹が入ってくるのを眺めることに。そして、16:22頃にSL大樹が下今市駅のホームに入線すると多くの人がC11 207号機の姿をカメラに収めていました。
私にとっては2014年SLニセコ号以来のC11 207号機との対面になるので、その姿を見たときには思わずSLニセコ号の事を思い出してしました。
編成写真などを撮った後に車内へ入ると、そこには14系客車のオリジナルに近い光景が広がりました。簡易リクライニングの座席に座るとちょうど車内放送が入り、そこで流れたハイケンスのセレナーデを聴いたときには思わず「急行はまなす」に乗車した感覚になってしまいました。
車内の様子を眺めているうちにSL大樹5号は満員の乗客を乗せて出発しました。出発の際に下今市駅の駅員さん達が手を振って見送っていたのが印象的でした。
発車してしばらくするとSL観光アテンダントさんによる検札と乗車証明書の配付が行われました。そして、車内販売もまわってきたので、アイスを購入することにしました。ごま味のアイスを購入したのですが、ふたを開けてみるとそこには真っ黒なアイスが出てきて、SLらしいと感じました。
SL大樹の車内を見渡してみると家族連れが多い様子でした。そして、乗務スタッフさんによる記念撮影も行われており、インスタントカメラで撮影した写真を1,000円のフレームに入れて販売するというのを見て、商魂あるなぁと思ったりもしました。
SL観光アテンダントさんによる検札による検札が終わったところで車内の後方を眺めていたら、立ち席で乗車してきた人に手売りの座席指定券を発券している光景が見られました。そこでアテンダントさんに記念発券が可能かどうか尋ねてみたら、「小児で発券出来ますよ」とのお言葉が。しかし、東武ワールドスクウェア駅到着が近くなったので、後ほどの発券対応となりました。
東武ワールドスクウェア駅を発車すると6分ほどで終着の鬼怒川温泉駅となるので、アテンダントさんによるお礼の言葉が車内に響きました。そして、SL大樹5号はあっという間に鬼怒川温泉駅へ到着し、多くの乗客が降りて空いた頃合いを見てホームに降りました。