宗谷本線 和寒駅
2分ほど遅れて和寒駅に到着すると、駅のホームでは和寒町の有志の方々によるお出迎えがあり、和寒町のパンフレットなどが配布されていました。和寒駅では45分も停車するため、駅の横にある観光案内所では歓迎イベントが実施されており、和太鼓の演奏や特産品の販売が行われていました。その他にも観光案内所内ではマンホールカードやテッシ武四郎カードが配布されており、折角の機会なので1枚ずつもらいました。
また、和寒町が今年の北海道日本ハムファイターズの応援大使となっていることから、和寒町応援大使タオルの案内も掲示されており、確認してみるとまだ在庫があるとの事なので、応援の意味もこめて1セット購入しました。
あっという間に発車時間が近くなったので車内に戻り、有志の方々に見送られながら、和寒駅を定刻で発車しました。
和寒からの景色も田んぼが広がる沿線の風景であり、所々で見える場所にてカメラで撮影している人が多かったです。なお、途中で東六線駅を通過しましたが一瞬で過ぎていき、鉄道ファンには有名な駅の様子を見逃してしまいました。
宗谷本線 剣淵駅
次の停車駅である剣淵駅には定刻で到着し、列車から降りると小雨が降っていました。駅舎内の待合室では剣淵町の絵はがきやストラップの販売ブースが設けられていた他、駅前には剣淵町絵本の館のキャラバンカーが停車しており、車内には絵本が読めるスペースが作られていました。そして、列車到着から少しすると待合室では絵本の読み聞かせが行われていました。
また、剣淵駅前にある個人商店は日曜日が休業日なのですがこの日は臨時営業しており、ご当地入場券や簡易委託の乗車券(総販前出し券)を求める鉄道ファンで行列が出来ていました。
なお、剣淵駅で21分停車する間には稚内行き特急宗谷と旭川行きサロベツ2号の通過があり、駅のホームや跨線橋からは通過する特急列車を見る人が多く見受けられました。
剣淵を2分ほど遅れて出発し、しばらくすると防雪林が多く見える沿線になってきました。車掌さんによる観光案内で紹介された有名なポイントは一瞬であったため見る事は出来ませんでしたが、長く続く防雪林の多さに目を奪われました。
士別市に入る頃には雨も止み、少し明るくなってきました。草木が多い沿線や時折見える川の流れを見ていると、列車は士別駅に到着しました。
宗谷本線 士別駅
士別駅の2番ホームに降り立つと、ホーム上では士別市の特産品の販売が行われており、その中にはちょっと美味しそうな物も見受けられました。跨線橋を渡り駅舎側の1番ホームへ行くとホーム横で「士別サフォークラムの串焼き」が振る舞われており、列車から降りてきた乗客の多くはラム串を食べていました。サフォークラム串は少し味付けが濃かったのですが、とても柔らかく食べやすい味でした。
そして、士別駅の駅前には士別軌道によるモノコックバスの展示も行われており、製造から40年近く経ち、現存する数も少ない歴史有る車両を見ることが出来ました。
名寄から来た旭川行き「快速なよろ 4号」が到着すると「風っこ そうや 3号」も定刻で出発しました。