風っこ そうや(旭川~音威子府)に乗ってきました。

比布駅発車~旭川駅

沿線風景(比布~永山)名寄行きの普通列車が到着すると「風っこ そうや 4号」も旭川に向けて出発しました。比布駅を過ぎた後も沿線には水田が広がっており、改めて農業地帯である事を実感しながら外の景色を眺めていました。石狩川を越えて永山駅が近くなると沿線の景色は一変して住宅街が広がる光景となり、「風っこ そうや」の旅も終わりが近づいてきている事を感じました。

旭川運転所を通り過ぎる際にちょうど貨物牽引用のDF200形機関車が通過した時には、車内に居た人たちはその迫力に盛り上がりを見せました。

そして、列車は旭川の手前である新旭川駅で7分ほど停車することに。長時間乗車していて疲れている身体を動かすために停車時間を利用してホームに降り立ったのですが、乗客の半数近くが新旭川駅のホームに降りており、僅かの時間でしたがホーム上を駆け回る人の姿が多く見られました。また、終着の旭川まで乗車せずに新旭川駅で下車する地元の方も見受けられました。

新旭川駅ホーム 沿線風景(新旭川~旭川四条)

新旭川駅を出て旭川駅まで続く高架区間に入り、旭川四条駅を通過して沿線に郊外型の店舗などが見えてくると、今度こそ本当に終わるんだという気持ちになりました。しかし、しんみりした気持ちでは無く、最後まで乗ったんだという達成感に近いものでありました。

旭川駅到着

旭川駅7番ホーム「風っこ そうや 4号」は定刻で旭川駅の7番ホームに戻ってきました。すぐにホームに降りるのでは無く、他の乗客が降りていく少しの間を使って車内を眺めて、往復トータル10時間超の乗車がとても楽しかったと思えてきました。

列車から降りて7番ホームに居る間は改めて「風っこ」車両と「北海道の恵み」車両を外から眺めていました。思いがけないキッカケから5日前に急に乗る事にした「風っこ そうや」でしたが、実際に乗ってみるとトロッコ列車としての沿線風景の楽しみの他、停車した各駅の地元の方々による「おもてなし」によって宗谷本線を盛り上げる事が伝わってきて、改めて北海道が持つ魅力を感じました。

旭川駅に到着した「風っこ そうや」は車内点検などが行われた後に「風っこ」車両のブラインドが降ろされ、旭川運転所への回送準備が進められていきました。旭川駅長さんに見送られながら定刻の17:56に「風っこ そうや」は旭川運転所に向けて出発し、7番ホームに残っていた乗客は回送列車が見えなくなるまで名残惜しく眺めていました。

北海道四季彩館グッズ売り場「風っこ そうや」乗車の余韻に浸りながら旭川駅の改札を抜け、北海道キヨスクが運営するお土産店の北海道四季彩館へ向かう事に。ここでは「風っこ そうや」運行記念のグッズなどが売っているのですが、乗車の記念に「原寸大サボ(旭川~音威子府)」と「ヘッドマーク付きボールペン(音威子府)」を購入しました。原寸大サボを札幌で初めて見た時は「記念グッズで6,000円という値段は高いかな」と思っていたのですが、実際に列車へ乗車しているうちに欲しくなってしまい、店頭に売っていた事から金額は気にしないで購入してしまいました。

旭川駅直結のショッピングモールで夕食を食べた後、札幌行きの特急カムイに乗車して旭川駅を離れました。家路につく列車の車内では今日の乗車を振り返りつつ、また宗谷本線に乗りに来ようという思いが強くなりました。今回の様な観光列車に加え普通列車や特急列車で巡る宗谷本線、そこにしか無い魅力がこれからも見つけられるのではないかと思いました。

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