平成31年 SL冬の湿原号に乗車してきました。

標茶行 SL冬の湿原号(9380レ)

釧路を出発したSL冬の湿原号の車内は7~8割程度の乗客であり、自分が乗っていた車両では外国人旅行客や道内外の旅行者、そして地元の人たちで賑わっていました。

釧路駅の駅弁東釧路駅を出発すると車掌さんによる指定席券の検札と乗車証明書の配付が行われ、検札時のスタンパーは昨年同様にSL冬の湿原号専用のものとなっていました。そして、ちょうど空腹時となったことから、釧路駅で購入した駅弁を食べることに。SL機関車が牽引する客車の車内で食べる駅弁は、やはり他の列車とは異なり美味しく感じました。

駅弁を食べた後は車窓を眺めながら過ごし、時折車内アナウンスで案内される釧網本線沿線の見所などを確認していました。そして、SLが釧路湿原国立公園内に入ると、SLが力強く釧路湿原内を走行するのを感じつつ、雪が覆い被さっている湿原の光景や湿原内を流れる釧路川の青さに目を奪われました。

釧路湿原に流れる釧路川 茅沼駅周辺

塘路駅でツアー客や一部の外国人旅行客が下車し、列車はさらに釧路湿原内を走行していきました。次の停車駅である茅沼駅に着く手前ではタンチョウが見れるかもしれないというアナウンスがありましたが、茅沼駅の周辺ではタンチョウの姿は無く、仕方ないとは言え、ちょっと残念な気持ちになりました。

標茶駅に到着したSL冬の湿原号茅沼駅を出発すると次は終着の標茶駅へ向かって進んでいきました。所定の時刻からは遅れて運転していたため、いつ頃標茶駅に着くか気になりつつ、標茶駅でどう過ごそうか考えていました。

標茶駅には定刻から約10分遅れで到着。所定時刻では標茶到着の5分後に出発する釧路行き快速しれとこ摩周号が折り返し列車として案内されていたのにはちょっと驚いてしまいました。ホームに降り立つと跨線橋を渡って2番ホームでSLの機関車や車両を眺め、到着から約10分後にSL車両は茅沼方へ引き上げていきました。

釧網本線 標茶駅

標茶駅標茶駅の駅舎内に入ると、SLに乗ってきた人で待合室があふれており、窓口もご当地入場券などを購入する人で列が形成されていました。また、駅舎への出入口では郵便局による特設ブースも出来ており、SL冬の湿原号がデザインされたフレーム切手などを販売していました。

混雑していた駅を抜け、まずは標茶駅から徒歩数分の場所にある標茶郵便局へ行き、風景印を押印してきました。その後は少し時間があったため、駅から700メートルほど離れた場所にあるセイコーマートへ行くことに。向かったセイコーマートでは○簡表記の標茶駅のご当地入場券を取扱っているのですが、昨年のSL乗車時には行くのを失念していました。店内に入り、軽食も購入するためにレジに並んでいたら、ご当地入場券を求める鉄道ファンも何人か居ました。ご当地入場券を購入する際にコレクションファイルの在庫状況も確認したのですが、「売り切れて、次回入荷も未定」との事でした。

SL機関車連結作業標茶駅へ戻ると駅舎内は落ち着いており、釧路行きの改札を待つ利用客の姿が見受けられました。13:30すぎに「写真撮影用」の改札が開始されるとホームへ移動し、SL機関車の連結作業を見ることに。磯分内方で行っていた給水作業を終えた機関車が3番線を通過して茅沼方へ移動し、ポイント切り替えを行い、2番線に停車している客車へ向かっていくSL機関車の姿に多くの人が見ていました。

SL機関車の連結作業を見た後は2番ホームへ移動し、自分が乗る車両の乗車口の前で待つことにしました。

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