急行はまなすで行く "ぶらり青森周辺"(2015.11.6~11.8)

八戸→小繋

盛岡行き普通列車(八戸駅)

八戸駅に到着すると向かいのホームに乗り継ぎとなる列車が停車していたのですが、この列車も青い森701系でした。盛岡行きなのでIGR7000系かと思っていたのですが、またしても青い森鉄道の車両になりました。八戸~盛岡間においても青い森701系が運用されることがあるのは知っていたのですが、今日は青い森鉄道の車両ばかり乗っている気になってしまいました。

八戸駅では少し時間があったので、一旦改札を抜けて窓口で硬券入場券を購入。 列車に戻りしばらくすると列車は盛岡に向けて発車しました。先ほどまで乗車していた列車の混雑とは異なり、空席の目立つ車内でありました。

車窓(剣吉~諏訪ノ平)

車内では車窓を見ながら過ごしていたのですが、剣吉駅付近を走行しているときに列車の窓から見えた木々の光景に秋の終わりを感じました。

乗車した列車はワンマン運転なのですが、IGRいわて銀河鉄道の時刻表を見てみると二戸以降は全てのドアから乗降出来る表記であったので「もしや車掌乗務か?」と思っていたら、予想通り二戸駅から車掌さんが乗務し始めました。 車掌さんは二戸発車後しばらくは車内精算業務で忙しそうだったのですが、一戸駅を過ぎて落ち着いたところを見計らって、車内補充券の発券をお願いしました。

ちょうど小鳥谷駅到着が近づいていたため発券自体は小鳥谷駅発車後となりましたが、4年ぶりにIGRいわて銀河鉄道の車内補充券を入手できました。 IGRの車内補充券は近年改訂されたという情報は耳にしていなかったのですが、入手した乗車券を見てみると以前は裏面に記載されていた運賃表の記載が無くなっていました。

車内補充券を入手してホッとしたのもつかの間、下車する小繋駅が近づいてきたので降りる準備をして、小繋駅に降り立ちました。

小繋駅

小繋駅・駅舎

小繋駅は4年ぶりの訪問になります。この駅は無人駅なのですが、道路を挟んだ向かいの「里やま市場」で乗車券の委託販売が行われています。今回、小繋駅に訪問した理由は駅自体を見たかったことに加え、IGRの出札状況を確認したかったためであります。

里やま市場へ行き、店内を眺めてから「きっぷ売場」を確認すると出札箱が見えたのですが、あまり種類が無い感じでした。

少しすると店員さんが出てきたので取扱っている乗車券の種類を聞いてみると、出札箱を見せていただき、常備されている区間を教えてもらいました。店員さんの話では消費税が上がる前は多くの券種があったとのことですが、硬券は多くの枚数を刷らなければいけないため、限られた区間のみ常備しているとの事でした。硬券が挟まれていない硬券差の多い様子はちょっと寂しい感じもしました。

硬券入場券と一戸までの硬券乗車券(片道・往復)そして奥中山高原までの補充券(片道・往復)を購入すると、奥中山高原にはスキー場の他に温泉もあるという事を教えていただき、今度行ってみたいと思いました。 その後「駅の待合室だと思ってゆっくりしていってください」と市場内の休憩スペースを案内していただき、そこではたこ焼きが売っていたので軽食として購入。薪ストーブの暖かい温もりの中で食べたたこ焼きは美味しかったです。

小繋駅・倉庫

次に乗る列車の到着時間が近くなったので、市場を出て小繋駅の駅舎へ向かいます。待合室の横に除雪道具などが置かれているスペースがあったのですが、そこにはかつてSLが走行していた時代の東北本線の写真や国鉄時代の駅名標が掲示されていて、思わず見入ってしまいました。

少し駅の待合室で駅ノートなどを眺めていると、列車の到着時間が近くなったので跨線橋を渡りホームへ移動します。ホームから駅構内を眺めていると、「ぎんが指令からのお知らせです。次の八戸行きは2両目が団体専用車となっているため、先頭車をご利用ください。」とのアナウンスが流れて、その様な運用があるんだなぁとちょっと驚きました。

小繋→二戸→八戸

小繋駅からの列車はIGR7000系であり、先ほどの指令で案内されていた様に後方2両目は団体が使用していた様子でした。 小繋からそのまま八戸へ戻っても良いかと思ったのですが、八戸で30分程度の待ち時間が発生することやIGRのグッズが欲しかったので、途中の二戸駅で下車しました。

IGR二戸駅の改札を抜けるとIGRのグッズ案内が掲示されており、11月から発売を開始した「ネックストラップ」と「リールクリップ」を購入しました。

二戸駅・駅舎

二戸駅に来るのは9年ぶりということもあって、駅舎内や駅周辺を見てまわりました。二戸駅に併設されていた物産センターにレストランがあったので昼食を取ろうかと思ったのですが、八戸へ戻る列車まであまり時間が無かったため、前もって買っておいたおにぎりを待合室で食べて過ごしていました。

二戸から八戸へは新幹線で戻ります。新幹線では僅か1区間・約12分ですが、久々に二戸駅に来たのとIGRのグッズを買えたということで特定特急券の代金860円はあまり気にならなかったです。 乗車した「はやぶさ17号」は乗客が多かったのですが、何とか空席があったので座って八戸へ向かうことが出来ました。


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