さよならミッドナイト&スーパー白鳥1番列車 乗車記(2002.11.30-12.1)

函館本線 函館駅

函館駅の改札を出て、向かった先はみどりの窓口。 先に帰りのきっぷを出そうと思ったのですが、カードが見あたらない…。 まぁ、すぐに見つかったのですが…。

海峡・乗車記念証

窓口に行き、学割証とカードを出すと、駅員に心配されました。どうやらかなり顔色が悪かったみたいで…。帰りも鈍行と言ったら、余計に心配されましたよ。

無事に発券してもらい、横を見ると「スーパー白鳥」と書かれたしおりが…。

これって、一昨日(11月29日)までに海峡に乗った人がもらえる記念証なんですよね…。 駅員に許可を取って、貰ってきました。

その後は函館駅前を探索して、13時になるのを待っていました。

スーパー白鳥 到着歓迎式

13時になると函館駅が慌ただしくなり、5番線に移動すると、すでに到着式典の準備が進んでいました。朝よりも見物客の数は多く、5番線が見える3・4番線にも多くの人が集まっていました。

函館駅・5番線

「スーパー白鳥1号がまもなく到着します」とアナウンスされると、横から太鼓の大きな音が鳴り出しました。2分位すると、八戸から来た789系が到着。

多くの人があちらこちらに動くなか、私はおいっちさんが降りてくる1号車の前から動かずに彼を待ち伏せる事に。

最後においっちさんが降りてくると、再び挨拶をし、ドラえもんとの撮影会へ。周囲の人たちもやっていることが同じでしたよ。

森行きの列車の発車時刻が近づいてきたので、慌ただしいなか、おいっちさんに挨拶して、ホームを移動。

5番線を出ると、日本酒と汁(漁火鍋)を配っていたので喜んで受け取る。両手が塞がっているなか、4番線で写真を撮り、再びホームを移動。

列車に入ったときには珍しく息が切れてましたよ…。発車まで貰った酒と汁物を食べながら待つことに…。

その後は普通列車を乗り継ぎ、東室蘭で降りて帰宅しました。

最後に…

今回の旅行は、当初札幌~東室蘭間でミッドナイトに乗車することだけだったのですが、出発の2週間ほど前に急に函館に行きたくなったので、急遽予定を組み直しました。

時間的・金銭的に全く余裕がなかったので、特急列車が使えるフリーきっぷ類は一切買えず、往復とも学割切符となってしまいました。

しかし、最後のミッドナイトはフリーきっぷでは乗らないと決めていたので、今回の選択にはそれほど後悔はしていません。

なかなかミッドナイトの指定席券の区間変更が出来ず、出発前日の夜には東室蘭で帰り、同じ額を別のことに使おうとも思いましたが、1度しかない「さよなら運転・1番列車」に費やすことに決めました。

出発当日、札幌に向かっているときにも色々と悩みましたが、途中の苫小牧駅で行った指定席券の変更次第で決めることにして、駅員(MARS)に全てをかけました。

ここで、函館までの指定席券が出せたことで、悩みが吹っ切ることができ、その後の行程が楽しいものになりました。

私にとって快速ミッドナイトはキハ183系の時代しか思い出がありませんが、その2年間でも色んな思い出を作ってくれました。

今回学割で乗車したのも、初めてミッドナイトに乗ったときが学割(東室蘭→札幌)であったので、最後の思い出作りという意味も込めてました。

最終列車と1番列車という対照的な場面を今回の旅行で感じることができましたが、しばらくはこういう事はないと思います。

今はただミッドナイトと、同じく今回の改正で終了した海峡に「お疲れさま。そして、ありがとう…」と思うだけです。

今後、青函の連絡網は変わっていきますが、今まで以上の新しい思い出を作っていきたいと思います。

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