田野畑駅に到着して改札を抜けると、鉄道ダンシがお迎えしてくれました。 田野畑から小本行きのバスまでは2時間近くあるため、日本有数の景勝地と言われる北山崎に行ってみることに。
北山崎へのアクセスは田野畑村が運行する乗り合いタクシー。今回の乗客は関東から来た旅行者と自分の2人のみ。 運転主さんの準備が出来たところで出発。北山崎への道のりには震災の爪痕が強く残るところも多くあるなか、一部箇所では復旧工事も行われており、少しづつではありますが復興の芽が出ているのかなと感じられました。
15分ほどで北山崎へ到着。運転主さんに帰りの便の予約をして、展望台へ向かうことに。 まずは入口から一番近い場所にある第1展望台へ。あいにくの霧模様で見辛い感じでしたが、ここからでもその景色を目にすることができました。
第1展望台からの景色 | 第2展望台からの景色 |
そして、次は360段の階段を降りて下の方にある第2展望台へ。さすがに旅行荷物を持ちながらの階段は辛いものがありましたが、展望台に到着したときにはそれも吹っ飛ぶくらいの絶景がありました。
その後は第3展望台へ向かうために一旦入口へ。この戻りで歩いているときに「先程の列車に乗っていた人ですよね」と声を掛けられたり。どうやら普代で降りたツアー客も北山崎へ来ていたみたいでした。
第3展望台は第1展望台から210mほどの場所にありました。こちらは木々の中から見える景色というのを体験。 そして、もう一つ海岸沿いに展望スペースがあるのですが、急な階段や砂利道で体力に自信がなかったので、今回はパスすることに。帰りの便まで少し時間があったため、売店やビジターセンタを訪問。たのはた牛乳で出来たソフトクリームは美味しかったです。 また、止まっていたスクーターを何気なく見たら、荷物入れに「文久三年嘉永六年」のステッカーが貼ってあって思わず笑ってしまいました。どうみても田野畑ナンバーでしたが、どうでしょう藩士は何処にでもいるなと思いましたね。
一通り見終わったので、帰りのタクシーが来る駐車場へ移動。出発まで時間があったので運転手さんと会話して過ごすことに。北海道から来て、普通列車乗り継いで東北巡ってると言ったら驚いていました。
帰りのタクシーも行きと同じメンバーでの運転。田野畑駅に着く手前で何気なく周囲を見て、草の生えてる平地だなと思ったら、そこには明らかに建物の基礎だけが残っていました。 確か郵便局や民家が津波で流された場所なので、改めてその脅威に言葉が出なくなるほどでした。